2025.04.04
【2025年】水戸市在住編集者がおすすめ! 人気のタイ古式マッサージ15選
by ぷらっと・ぷらざ編集部
まちなか再生の若い力
時代の変化に敏感で、時代をリードする人たちを「アーリーアダプター」と言います。アーリーアダプターの共感を得ることが出来れば、大衆・マジョリティが動く。水戸のまちなか大通り等魅力向上検討協議会の下に設置された委員会や部会は、水戸のまちの将来を担う若手アーリーアダプターを中心に組織されました。 空間に様々な「場・モノ・コンテンツ」が配置されて、「絵」としては格好良く見えても、それらを使う人の姿、ライフスタイルがイメージできないビジョンをよく見かけます。私たちは、「場・モノ・コンテンツ」などから発想せず、街に関わる人の気持ちを中心に置き、そのために街に何が出来るか、何が欲しいか。それを考えるところから始めました。 まちなか再生には、もちろん行政による基盤づくりは必要ですが、その基盤の上で、いかに多くの人たちがその「場」を活用し、まちなかに新しい価値、新しい活力を巻き起こしていくことが出来るか。それがとても大切です。水戸のまちなかを使い倒して、水戸のまちなかに新しい風を呼び起こす。それはまさに、水戸の街の若い人たちの役割です。
水戸のまちなかビジョン
20回以上の委員会や部会での議論を通してイメージされてきた「水戸のまちなかビジョン」。タイトルは「私たちの水戸っぽライフ~挑戦心を育む、コンパクトなまちなか暮らしを取り戻す~」。何かを変えたり、何かを創りたいと言う気持ち、挑戦心は、誰もが多かれ少なかれ持っています。「挑戦心を育む」と言う言葉は、水戸の城下町が育んだ、時代を拓く「水戸っぽ」「魁」の思想と文化を踏まえると、多くの人が共感できるコンセプトではないでしょうか。 挑戦心は、どんな時に生まれるのか。賑わいのあるまちなかに溢れる「偶発的な出会い」「予期せぬきっかけ」から五感が刺激され、アイデアが閃き、計画を企み、仲間が共鳴する瞬間があります。それは、人々が働き、住み、学び、遊ぶ、コンパクトなまちなかだからこそ、出来ること。 人中心のまちなか暮らしを取り戻すためには、コンパクトシティの実現と居心地の良いストリートデザインの実践、この2つのアプローチが必要です。このビジョンは、車中心からコンパクトで人中心のまちなか暮らしへの、ライフスタイルの変革提案でもあります。 これからの水戸のまちなかは、居住者や徒歩15分圏内の人々、また水戸のまちなかに関わろうとする人たちをターゲットに、買い物のみならず、様々な場面で利活用される日常的な場。でもそれは、退屈とは真逆な、ワクワク感のある、挑戦マインドを掻き立てる特別な日常。居住者らが、日々新しい水戸のまちなかを満喫し、そして使い倒すことが、水戸のまちなかの新しい日常、新しい風景につながるはずです。 そんな暮らし振り、常に新しい何かが沸き起こるようなエネルギーを感じられる風に吹かれたくて、多くのチャレンジャーが、私たちの水戸のまちなかに集まってくることにもなるでしょう。
特徴的なビジョン策定プロセス
このビジョンの策定プロセスは、多くの点でこれからのまちづくりの在り方を示唆しています。 まず、ビジョンの作り方としては、①官民連携の取組みではあるが、民主導で進められた。②若手の自由な発想がビジョンの骨格を作り、全体を形づくった。③若手の思いを実りあるものとするために、官民双方の年長者がサポートした。また、ビジョンの中身としては、④ハード的なものではなく、ライフスタイルに焦点を当てた。⑤継続的な社会実験で常に新しい挑戦、新しい何かを追い求めることを目標とした。具体化に向けては、⑥若手が自分事として捉え、具体的行動に移すことを前提とした。⑦それを年長者や行政が前向きに支援することとした。さらに面白い特徴として、⑧web会議が主体であったため、水戸人のみならず、在京の志ある若手も気軽に議論に参加できた。⑨多くの方々が共感することで、ビジョンに命が吹き込まれた。 右記、9つの点は、いずれもビジョンの実現性・実効性を高める上で大切なポイントになります。
1959年水戸市生まれ。水戸第一高等学校、筑波大学第一学群自然学類、筑波大学大学院修士課程環境科学研究科を経て、さまざまな街づくりに携わる。現在では株式会社まちみとラボ代表を務め、水戸の歴史と文化、芸術を活用して、水戸のまちに新たな価値を創造し続けている。
2025.04.04
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2024.06.03
by 三上靖彦
2022.02.14
by ぷらっとみと編集部
2022.09.12
by ぷらっとみと編集部
2025.07.04
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2023.10.20
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2024.01.27
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2024.02.20
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2024.01.27
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2024.02.20
by ぷらっと・ぷらざ編集部