2024.04.04
【2024年】水戸市在住編集者がおすすめ! 人気のタイ古式マッサージ15選
by ぷらっと・ぷらざ編集部
昨年7月にオープンした水戸の新しい市民会館。一年以上が経過し、今年の8月末現在での来場者数は135万人以上、一日の平均は約3000人です。大きなイベントのない日でも1500人程度の来場者があるそうです。ところで、そもそも何をもって市民会館の成功とするのか。市民会館が活発に利用され、営業的に成功することはもちろん大切です。しかし、その上でもっと大切なことは、市民会館のお陰で、立地する水戸のまちなかが賑わい、再生し、エリアとしての価値が高まること。その結果として、水戸の街全体の魅力が高まることです。
それでは、市民会館へのたくさんの来場者は、まちなかの再生にどれだけ寄与しているのでしょうか。
市民会館については、オープンする前、建物が概ね完成した令和4年の6月と、内覧会のあった令和5年の5月1日、そしてプレオープンデイの5月27日、都合3回の見学を行いました。建物が完成に近づくにつれ、強く感じてきたことは、「圧倒的だ」という気持ちです。市民会館があれば、他はいらないんじゃない?と言った感じさえしました。
市民会館が独り勝ちしたのでは意味がありません。市民会館が、魅力的な「場」を独り占めして、かえってまちなか全体の活力を奪うようなことがあっては、大きなマイナスです。
以前、JR東日本の駅ビル担当者と話す機会がありました。私から「駅ビルが賑わうとまちなかが衰退して困る」とお話ししますと、その担当者は「実は社内でも問題になっているんです。駅ビルが繁盛して街が衰退すると、肝心要の鉄道乗降客が減ってしまいます。街と駅の両方が大切であることが分かりました」と。
また道の駅は「道にも駅があっていいんじゃないか」との発想で、平成の初期から整備が始まりました。地域の活性化に繋げたい、との思いがありましたが、道の駅は見事にドライブイン化し、その一ヶ所ですべての用事が済んでしまう拠点となってしまいました。郊外の道の駅が成功すればするほど、それまでの中心地は衰退します。
鉄道駅にしても道の駅にしても、それは「駅」であって目的地ではありません。そこでバスや自転車、徒歩などに交通手段を変え、名所旧跡や風光明媚な観光地、あるいはまちなかなどに足を運ぶためのターミナルなのです。
ですから、駅ビルや道の駅の独り勝ちは、本末転倒なのです。
1959年水戸市生まれ。水戸第一高等学校、筑波大学第一学群自然学類、筑波大学大学院修士課程環境科学研究科を経て、さまざまな街づくりに携わる。現在では株式会社まちみとラボ代表を務め、水戸の歴史と文化、芸術を活用して、水戸のまちに新たな価値を創造し続けている。
2024.04.04
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2023.10.20
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2024.06.03
by 三上靖彦
2023.10.20
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2022.02.14
by ぷらっとみと編集部
2024.01.27
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2024.01.27
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2024.01.27
by ぷらっと・ぷらざ編集部
2024.05.16
by 三上靖彦
2024.01.27
by ぷらっと・ぷらざ編集部