REPORTレポート

みやぎん寄席から街に笑いを届ける~水戸駅前に水戸史上初の寄席が誕生! 

2022.09.12

水戸の歴史で初の常設寄席「みやぎん寄席」が9月2日、水戸駅前の宮下銀座に完成しました。みやぎん寄席は水戸東照宮の倉庫を改築した3階建ての建物。9月10日(土)のこけら落としでは若手真打のホープ古今亭菊之丞さんが高座に上がりました。「なぜ水戸に寄席を作る?」について、寄席実現に走り回ったまちコンテンツ共創協会の櫻場誠二会長(水戸商工会議所副会頭)にうかがいました。


落語、寄席、水戸の街への思いを語る櫻場会長

どうして水戸に寄席を作ろうと思ったのでしょうか?

――大人が気楽に楽しめる健全な遊び場、地元の人も観光客も笑って元気になれる場所を作ろうと今年4月にまちコンテンツ共創協会を設立した。その中で「寄席を作ろう」という話になった。これは「席亭」で、好文亭文文の名で落語も演じる内藤学理事(商工会議所副会頭)がいるからではなくて(笑)、面白い噺を聞いて笑う落語が、水戸の街にはふさわしいと思ったから。「地方都市で寄席は無理」と言われている現状に挑戦し、有志の活動から始めて持続可能な運営モデルを作っていく。「すごく楽しみにしている」という問い合わせをいただいていて、期待に応えたいですね。

来年3月まで決まっている公演予定は古今亭菊之丞師匠をはじめ、上方の若手、茨城県出身者などバラエティ豊かです。
――毎週末に行う公演は若手の方に出ていただいて若手育成の場としても使ってもらいたい。偉くなって水戸の大会場に上がるときに「みやぎん寄席ではまいっちゃいましたよ」なんてネタにしてもらえればいい(笑)。

新しい寄席ということで出演者探しや運営の苦労も多いのでは?
――出演者については、水戸に縁のある方で席亭がずっとお世話になっている方の指導を仰いでいる。運営では約100の会員企業が趣旨に賛同してくれていて、200社を目標としたい。寄席やホームページ内に会員名を掲載し、チケット値引きの特典を用意していて年1回以上の会員向け企画も考えている。

落語以外にも講談、漫才、マジックといった「色物」公演をしたり、平日に寄席の場所をレンタルしたりも考えているとうかがいました。
――まだ少し先の話ではあるけれど、地元のアマチュア落語家や落研、地元で活動している方々に出てもらうような形を考えている。見せ方はいろいろ考えていて若い人や観光客がみやぎん寄席に行きたくなる仕組みを作っていきたい。また、みやぎん寄席に限らず出前寄席の要望があったり演劇、朗読会など発表の場としてレンタルの引き合いがあったりする。みやぎん寄席が発表の場として発表者と観客との橋渡しをしてもいいと思う。

まちコンテンツ共創協会の今後の活動を教えてください。
――これから宮下銀座商店街、水戸商工会議所とも一緒になって元気になれる街づくりを進めていきたい。活動第2弾として「芸術で感動をつなぐ仕組み」ができないかと思っている。コロナ禍で飲食店が困り、アーティストも表現の場が減っている。両者をマッチングして公演する「アートデリバリー」のようなものができればとも考えている。
みやぎん寄席で落語を聞きに行く読者に一言。
――ぜひ、構えずふらりと立ち寄ってください。公演を気楽に聞いた後、宮下銀座で食べて飲んで楽しい気持ちになっていただけたらうれしいですね。

店舗情報
店名 水戸みやぎん寄席
電話 090-4113-2113
住所 水戸市宮町2丁目73番32
ページ 水戸みやぎん寄席 | 水戸の街で落語を楽しむ (miyagin-yose.com)

こけら落とし公演


9月11日のこけら落とし公演。開場を待つ観衆の列ができていました。


羽織袴がなんとも様になる櫻場会長と内藤席亭。


寄席の中は満員御礼。古今亭菊之丞師匠と一緒に高座へ上り、寄席の未来を三本締めで祝福しました。

この記事を書いた人

ぷらっとみと編集部

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