2024.02.20
【NEWSMAKER VOL.15】多様な働き方を応援する制度 スタッフが熱中する仕組みはこうしてできた
by ぷらっと・ぷらざ編集部
もともとモノづくりが好きで、その精神が酒づくりにもつながっています。約30年前から地元で蔵人育成を始めました。18歳から職人目指して吉久保に入ってくる若者が多いので、平均年齢は日本全国でも若い方ですが、経験年数は一番ある蔵だと思っています。20年前から初めた酒の輸出は14カ国にもなりました(吉久保社長自身が各国に売り込みに奔走)。出荷量が多いのはアメリカ、オーストラリア、台湾です。
主に「一品」や「サバデシュ」を輸出しています。
商品づくりという意味では、お米の品種改良の歴史などを紐解いてみると、新しくなればなるほど奇麗なお酒(酒の味がスッキリ)になってきます。そんなお米の歴史を追ってみたり(縦の軸)、春夏秋冬のお酒の味の特性(横の軸)を組み合わせながら開発に取り組んでいます。その一つが弊社の主力商品「一品」です。日本酒の魅力を伝えるには結構わかりづらいところがあって・・・。ただ私が思うところですと食べ物がより美味しく感じることができる。この体感が日本酒の何より魅力だと思っています。その一つの例として、地元の食材と地元のお酒の相性の良さを売りにした商品も作りました。
茨城は鯖の漁獲量が日本一、そして那珂川に遡上してくる天然の鮭、「これらに合うような日本酒を作りたい」、そんな思いから「鯖専用の日本酒・サバデシュ」・「鮭専用の日本酒・サーモンデシュ」が誕生しました。
まさに今の時期に出荷する旬なお酒です。香りも良いし、お米は水戸産の山田錦を使っています。押しです!出来立てそのままの味をぜひ楽しんでいただきたいです。
吉久保酒造株式会社
住/水戸市本町3丁目9−5
1790年(寛政2年)水戸穀町の粟野屋吉久保清三郎が米屋から酒屋に転じたことから始まる。そして昭和27年株式会社として現在に至る。代表銘柄を「いっぴん」に絞り精魂を傾けてきた。純米酒一品は良質な原料米と米麹のみを使用した円熟豊かな本格酒だ。博之氏は12代目。
地域情報誌「ぷらっと・ぷらざ」編集部です。
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