【NEWSMAKER VOL.9】知らない人がまだまだ。みんなで広めよう！投票で名店を決める「水戸三ツ星アワード」

2023.10.20

　2017年から「水戸ュラン～あなたが選ぶ水戸まちなかグルメ店大賞～」として始まった地域商業活性企画。7年目を迎えるが、まだまだ市民に広まっていないのが現状。仕掛け人の一人である水戸商工会議所「食でブランディング委員会委員長」の本田真人さんにお話を伺いました。

まだまだ知られていない

　当初は、恥ずかしながらこの企画について知らなかったんです（第三回目に私どものビストロエンドウが大賞受賞の連絡を受けて初めて知りました）。頂いた盾も立派でしたし、メディアの方に取材されたり、凄いなと感じました。昨年、水戸商工会議所の「食でブランディング委員会　委員長」に就任させていただいたことで、この素晴らしい取り組みをブラッシュアップさせて、より多くの方に知ってもらうことが、私の使命だと思っています。

募集テーマの選定

　これまで「ランチの美味しいお店」や「おもてなしが素敵なお店」など、毎年テーマを変えて実施しています。水戸市内には、魅力的な飲食店がたくさんあるので、それらのお店にスポットライトが当たるようにテーマを決めています。また、地元のお店を応援したいという考えから、全国チェーンなどのフランチャイズ店は毎回除かせていただいています。

今回のテーマは水戸の老舗

　長い間、「水戸の食文化を支えてきた老舗に注目してもらいたい」というのが今回の狙い。水戸には、歴史のある料亭がたくさんあります。でもよっぽどのことがないと行かない・・・行くきっかけがないんですよね。ぜひこの企画をきっかけに食べに行って欲しいんです。自分たちの子供が大きくなった時に、「あの店のあれ、うまかったよな！子供たちにも、今度食べさせてあげよう」そんな食文化の継承を大切にしたいですし、「頑張って欲しい」というエールも含めて取り組んで行きたいと思っています。

投票箱も12か所に設置

　投票方法は、インターネット、FAX、郵送で行っていますが、投票箱も用意しています。水戸市内の施設や店舗に協力いただき投票箱を設置して企画の認知度と利便性の向上を図っています。施設にお立ち寄りの際やお買い物の途中などに、気軽にご投票ください。

素敵なエピソードも紹介

　ホームページでは、大賞・準大賞の他に、投票者からのエピソードを紹介しています。例えば、20代女性からのカフェについてのエピソード。「私が妊婦と伝えると、美味しいココアを勧めてくれたり、ソファ席をわざわざ空けてくれたり、奥様の妊娠時のお話も少し聞かせてくれたり、とても癒されました。関西から引っ越して来て知り合いのいない私が、水戸で初めて店員さんと注文以外のお話ができるような、ほっこりしたお店です。」など、心温まる素敵なエピソードを多数紹介しています。

嬉しかったこと

　受賞店から「地域の方々に評価されて、これまでやってきたことが間違ってなかった。とても励みになりました」、「受賞をきっかけによりたくさんのお客様で賑わった」、投票いただいた方からは、「投票をきっかけに、長い間、足を運んでいなかったお店に行ってみようと思いました」などの声をいただきました。このような喜びの声は嬉しい限りです。

苦労したこと

　私はまだ、そんなに苦労はしていないので、これまでの水戸商工会議所のみなさんの尽力に感謝したいなと思っています。以下、水戸商工会議所黒澤優希さんのコメント（立ち上げ当初は認知度が低かったので、苦労しました。コロナ禍前は、投票期間中の毎週末、地域イベントに参加し、投票を呼びかけました。イベントの集客も兼ねて、投票すると景品が当たる抽選会を開催したのですが、予想以上に反響をいただき１日で2000票以上集める日もありました）。