「新しい御馳走の発見は人類の幸福にとって天体の発見以上のものである」とは「美味礼賛」を著した美食家サヴァランの言。LA MARIEE CASTELLINO（ラ マリエ カステッリーノ)の常陸牛ハンバーグをメインとするランチセットは「新しい天体以上の価値」を感じます。多くの新郎新婦が結婚式を挙げる同店は現在、レストランとして木曜から日曜のランチ、ディナー共に営業中です。

リーフサラダの食材は照沼真樹シェフが自ら生産農家を渡り歩いて取り揃えたもの。生ハム、パルミジャーノチーズ、敢えて主張が強い食材同士を合わせることで調和がとれています。オリーブオイルをベースとしたレモン風味のドレッシングが食欲をかき立て、最後まで美味しく食べ続けられます。

旬の野菜、春キャベツを使ったスープには自家製のパンチェッタとニンニクで旨味を加え、フレッシュトマトで調理。仕上げにエクストラヴァージンオイルの風味と香りを加えたもの。パンチェッタの旨味、ニンニクの刺激が食欲を誘い、全体をトマトがまろやかに仕上げているイメージです。

メインは常陸牛ハンバーグです。口の中では快い弾力を感じ、常陸牛の旨味がほとばしるほどの肉汁が楽しめます。溢れ出す肉汁の秘訣は、つなぎで使用しているお麩（ふ）。お麩が肉汁を逃さずにとらえることで旨味をしっかりと閉じ込めています。言うまでもなくご飯との相性は抜群ですね。全部で５種類のハンバーグが楽しめます。

セット内容はサラダ、スープ、メインにライス。デザートはお好みで注文できるスタイル。デザートでご用意されたリンゴのタルトは２種類の食感が楽しめる仕上がりに。スライスして焼き上げたリンゴの食感と、キャラメリーゼしたリンゴ煮の食感が楽しめる一品。一緒に添えられた生クリームは乳脂肪分が異なるクリームをブレンドして仕上げてあり、軽やかさを感じます。クリームがリンゴの酸味をおさえ調和することで口当たりは驚くほどまろやかです。

CASTELLINO「花嫁の小さなお城」の名にふさわしい非日常的な空間でのお食事を楽しめます。