水戸市50号バイパス沿いにある「パストコレクション」は、衣裳店発祥ならではの豊富な衣裳数も自慢のハウススタジオです。 マネジャーの竹中幸子さんとフォトグラファーの五位渕忍さんに、同店の魅力や人気の撮影プランについてお話しを伺いました。

　スタジオでの撮影だけでなく、庭園のある結婚式場でのロケーション撮影ができるのもパストコレクションならでは。フォトグラファーの五位渕さんは「カメラの前に立つとどうしても緊張して構えてしまう方が多いので、リラックスしていただけるような雰囲気づくりを心がけています」と話します。 「最近はインスタなどで写真に対する目が肥えている方も多く、構図やポージングなど『こんな風に撮ってほしい』とリクエストをいただくことも増えました。大切な思い出としてずっと残る一枚なので、どんどんリクエストしてください」と笑顔で言葉を続けます。 撮影した写真をその場で見せてくれるので「もう少しこっちの角度から」といった細かなニュアンスも伝えやすく、時間にも余裕をもって何度でもシャッターを押してくれるので満足度は満点です。

　どのようなお客様がシニアフォトを撮っているのか、マネジャーの竹中さんにお聞きしたところ「特別な理由がなくても、チラシなどをご覧になって『一度プロに撮ってもらいたかった』とお越しいただくことも多いんですよ」とのこと。写真は記念日に撮るものと思い込んでいただけに、ちょっと驚きです。 　「シニアフォトに限らず、お孫さんの七五三の記念に三世代そろって家族写真を撮ったり、ご夫婦やご友人同士で思い出をつくったり、一生に一度の今日という日をカタチに残すのは素敵なことですよね」と竹中さん。「療養中のお母様を元気づけたいと娘さんから家族写真のご依頼を受けたときは、お渡しした写真を見て涙を浮かべる姿に私たちも感動しました。今でもベッドサイドに大切に飾ってくださっているそうです」と、素敵なエピソードも聞かせてくれました。 　
還暦や金婚式のお祝いに、ご両親へのサプライズプレゼントとしても大変喜ばれているというシニアフォト。「結婚式は白無垢だったけど、じつはウエディングドレスを着たかったのよ」と憧れのドレス姿をかなえた方や、「母からもらった大切な着物をきれいに残したい」とお持ちの衣裳に身を包んで思い出の一枚を撮影する方もいるそうです。

　今回はシニアフォトにスポットをあててご紹介しましたが、パストコレクションでは他にも色々なフォトプランが用意されています。 姉妹店の結婚式場「ラ マリエ カステッリーノ」では毎月5組限定のHeart to Heart挙式12万8千円（税込）もおこなっている。 大切な記念日も、家族の何気ない日常も、今しか撮れない大切な時間を素敵な思い出に残してみませんか？ 取材・記事／伊藤 梢